【辛い時期を乗り越える曲】星野源/くも膜下出血

辛い時期を乗り越える曲、星野源 辛い時期を乗り越える曲

ザ・ジャパニーズポップアーティスト星野源さん。

アーティストだけでなく俳優、そして女優の新垣結衣さんの旦那様としても有名ですよね。

そんな星野源さんですが、日本中にその名を知らしめる前に大きな病気を経験されていたのはご存知でしたか?

その病は『くも膜下出血』

もしかしたら死ぬかもしれない…そんな経験をアーティストとして曲にした星野源さん。

絶望の淵でうずくまっているときに、あの優しい笑顔で手を差し伸べてくれているような曲なので、ぜひ紹介させていただきたいです。

もぐぷく
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地獄を知るから強くて優しくて温かい曲が生み出される。

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地獄でなぜ悪い

まず初めに紹介させていただくのはこちらです。

『地獄でなぜ悪い』

こちらは、2013年にリリースされた星野源さん6作目のシングル曲。

同年に公開された映画『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』の主題歌として書き下ろされました。

星野源さんも主演の一人として映画に出演されています。

ポップな曲調で、星野源さんの歌声も軽やかでとても地獄とは思えない曲ですが、歌詞を聴くと一変します。

その歌詞はまるで星野源さん自身が経験した地獄。

それもそのはず、この曲がリリースされる前、2012年12月にくも膜下出血と診断され活動を休止されているんです。

そして2013年2月に復帰されますが、6月に再発

この『地獄でなぜ悪い』は、活動休止中に発売されました。

最初に登場する歌詞は、病気によって迷い込んでしまった地獄を歌っています。

病室 夜が心を そろそろ蝕む

唸る隣の部屋が開始の合図だ

『地獄でなぜ悪い』の歌詞より

歌い出しのこの歌詞は、病気で入院した経験がある方にとって忘れたくても忘れられないシーンではないでしょうか?

もぐぷく
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夜になると聞こえる音ってありましたよね。

私も隣の人の服が擦れる音、ため息、廊下から聞こえる唸り声、すべて耳にこびりついてます。

そして、2番の歌詞ではいじめによって迷い込んでしまった地獄を歌っています。

教室 群れをはぐれた 重い空を行く

生まれ落ちた時から 居場所などないさ

『地獄でなぜ悪い』の歌詞より

いじめによって自分には最初から居場所さえないとまで思ってしまう辛い感情が伝わってきます。

星野源さん自身も、小学生のころにいじめられ、笑うことができなくなりパニック障害を発症されてしまったそうです

それは大人になるまで続き、私たちの想像にも及ばないほどの地獄を見てきた星野源さん。

この『地獄でなぜ悪い』という曲のことを、「どうしようもなく個人的な歌」とお話されていました。

それほどまでに星野源さんの地獄を表現された曲で、特に私が注目していただきたい歌詞がこちらです。

ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ

『地獄でなぜ悪い』の歌詞より

この地獄から逃げたいけど逃げられない。

でも自分の頭の中は無限大、夢も下心も全部自分のもの

作り物でもいいからその中を進めば良い、進み続ければ必ず悲しい記憶に勝つときがくる。

今の星野源さんの姿を見れば、それは嘘ではないと教えてくれている気がします。

そして最後に星野源さんは、こんな言葉を私たちに残してくれています。

同じ地獄で待つ

『地獄でなぜ悪い』の歌詞より

これほどまでに力強く寄り添ってくれる言葉はありません。

是非、『地獄でなぜ悪い』を聴いて星野源さんもいる地獄を一緒に突き進みましょう!

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続いてもう1曲、辛い時期を乗り越えられる曲を紹介させていただきます。

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Crazy Crazy

続いて紹介させていただく曲は、こちらです。

『Crazy Crazy』(クレイジー クレイジー)

こちらは2014年にリリースされた星野源さん7作目のシングル曲。

とにかく明るく疾走感があるノリのいい曲です。

軽快なピアノ、主張がないドラム、全体をまとめるベース、そして温かく伸びのいい歌声、全てが主役で聴いていてとても心地が良いですよね。

この曲は前年に行った、くも膜下出血の手術後に作られた曲でした。

最初はバラードでしっとりしたメロディでしたが、明るい曲に作り変えたそうです。

『Crazy Crazy』の最大のインパクトは、歌い出しです。

お早う始めよう

一秒前は死んだ

『Crazy Crazy』の歌詞より

リズムの良いピアノのイントロから、この歌詞が出てくるとは思いもしませんよね!?

ですが、この言葉が突然現れるからこそ、辛かったことも悲しかったことも全てふっ飛ばして思わず大きな口を開けて歌ってしまうのです。

この曲をバラードから明るい曲にしたときに、星野源さんの頭の中にあるグループが思い浮かんだそうです。

それは、『ハナ肇とクレージーキャッツ』

1960年代に一世を風靡したコミックバンドで、コメディアンとしても人気があったグループです。

星野源さんは、小学生の頃に好きだった音楽としてクレイジーキャッツの名前を必ず挙げるほどの大ファン

大病で辛い経験をしてできた曲を明るい曲にしようと思ったときに小学生時代、学校に馴染めなかった悲しい日々をクレイジーキャッツの音楽が救ってくれたことを思い出したそうです。

今も昔も星野源さんのくじけそうな心を救ってくれたのはクレイジーキャッツでした。

感謝やリスペクトの意味も込めて「この曲はクレイジーキャッツの曲にしよう!」と思った星野源さん。

そこで、タイトルには『Crazy(クレイジー)』という言葉を選びました。

サビの歌詞からは、クレイジーキャッツの曲をただ純粋に楽しく聴いている様子が感じられます。

Crazy Crazy 可笑しい頭揺らせ

Crazy 狂って どうかしてると笑えば

まだあの声がする

『Crazy Crazy』の歌詞より

クレイジーキャッツの陽気で朗らかな楽曲と「Crazy Crazy」は、テンポは違えど思わずリズムに合わせて身体が動いて笑顔になってしまうところに共通点を感じます。

MVもリスペクト感満載です。

もぐぷく
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実は、歌詞にクレイジーキャッツメンバーの名前が散りばめられてるらしいですよ。

そして、曲の最後にはこんな言葉をクレイジーキャッツに捧げています

あのただ優しい 歌声はまだ続く

『Crazy Crazy』の歌詞より

星野源さんの中でクレイジーキャッツは生き続け、何度も救われる。

そして今度は私たちが、星野源さんの曲に救われ、その曲と歌声はずっと生き続けていくんですね。

辛い気持ちも、悲しい気持ちも、『Crazy Crazy』を聴いて吹き飛ばしましょう!

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もぐぷくまとめ

以上、辛い時期を乗り越える曲『星野源』編を紹介させていただきました。

星野源さんの曲は、勇気をもらえたり、愛をもらえたりと、どれも素敵な曲ばかりですよね。

その根底には、星野源さん自身が経験してきた辛く悲しいことがあって、それでも悲観的にならずに我が道を突き進み、多くの人達にたくさんのものを与えてくれています。

そんなことを考えると、この人は神様なのかな?なんて思ったりもしますが…。

私もそんな【ゴッド星野源】に救われた一人で、どうしようもなく辛いときはCrazy Crazyを爆音で鳴らして熱唱しています。

辛かった気持ちも声と共に吹き飛んでしまうので、オススメですよ(笑)

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コメント

  1. Thanks again

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