【辛い時期を乗り越える曲】SEKAI NO OWARI/ADHD(注意欠陥・多動性障害)

辛い時期を乗り越える曲SEKAI NO OWARI 辛い時期を乗り越える曲

ポップな曲調にダークで過激な歌詞が魅力のバンド『SEKAI NO OWARI』

最近では、メジャー16作目のシングル『Habit』のMVでメンバーが踊ったダンスをTik tokでマネする人が続出して話題になりましたね。

そんなSEKAI NO OWARIのボーカルであるFukaseさんは、デビュー前に精神病院に入院されていた経験があるのをご存知でしょうか?

治療によって勉強してきたことを忘れてしまったりと、とても辛い経験をされてきました。

この記事では、辛い時期を乗り越える『SEKAI NO OWARI』の楽曲をいくつか紹介させていただきます

生きるのが辛い時、孤独を感じている時に聴いていただけると嬉しいです。

もぐぷく
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音楽で気持ちは変えられる!音楽でまた明日も生きられる!

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白昼の夢

まず、はじめに紹介したのがこちら!

SEKAI NO OWARIインディーズ1枚目のアルバム『EARTH』の最終曲として収録されている『白昼の夢』(はくちゅうのゆめ)です。

穏やかなイントロで深い深い夜の世界へと導かれ、そのまま孤独なひとりの空間へ迷い込んでしまう。

しだいに曲調が明るくなり、気づくと明るい朝の世界に抜けている。

「朝」「夜」と繰り返す歌詞なのに、曲調が変わったり、コーラスが加わることで『孤独』を抜け出す様子が分かります。

中でも注目していただきたい歌詞がこちらです。

僕が「今」を起こして

「過去」を眠りにつかせる

「未来」は部屋に来ないから

僕が迎えに行かなくちゃ

『白昼の夢』の歌詞より

辛い時期は、とにかく「今」と「過去」だけしか見えてなくて、そんな日々の繰り返しです。

でも、大切なのは「未来」を迎えに行くこと

パジャマを脱いで服を着て顔を洗って靴を履いて「未来」を迎えに行く様子が目に浮かびます。

この『白昼の夢』の歌詞は、ボーカルFukaseさんの実体験が反映されています。

10代の頃にADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されたと公表しているFukaseさん。

それが理由で中学生の頃は不登校気味、高校も1年で中退されています。

その後、アメリカンスクールに1年通い、2年間の予定でニューヨークに留学しますが、パニックになって帰国。

すぐに精神病院へ入院されました。

精神病院に入院して……もう学歴も、得意なことも何にもない、そんな状態で自分に残ったものは、病気と、強い薬と、出られない――閉鎖された病棟っていう。

https://tower.jp/article/interview/2010/03/31/4318/4533

Fukaseさんなりに前向きに生きようとチャレンジしてきたのに、辿り着いたところは閉鎖された病棟だったって辛すぎます…。

退院後は、精神医療に興味を持ち、治療を続けながら猛勉強を始めますが、2年ほどかけて勉強してきたことが、薬の影響で全て忘れてしまいました。

そんな世界の終わりとも言える状況から何かを初めてみようと幼馴染のメンバーで始めたのが、バンド『SEKAI NO OWARI』でした。

『白昼の夢』は、精神病院で入院していたころから、メンバーと再会しバンドを始めるまでの気持ちを表した曲なのです。

もぐぷく
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世界が終わってもその先に明るい未来がある!

Fukaseさんの今の姿は説得力がありますね。

あなたも夜に聴いて、自分が思い描く「明るい未来」を迎えにいく準備をされてみてはいかがでしょうか?

アルバム『EARTH』には、他にも魅力的な曲がたくさん収録されています。

アルバムを順番に聴くと、フィナーレを飾る『白昼の夢』が【終わりであり始まりである】ことを知るでしょう。

もぐぷく
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私は最初にアルバムを買ったときからもう12年経ちますが、今でも飽きずに聴いてます(笑)

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RAIN

続いて紹介したいのがこちら!

SEKAI NO OWARIメジャー11作目のシングル『RAIN』(レイン)です。

Fukaseさんの優しくて柔らかい歌声で始まるこの曲。

ネガティブなイメージの雨がFukaseさんの歌声とハンマード・ダルシマーといわれる打弦楽器の神秘的な音色によって、やわらかく癒やしのあるものに感じられます。

この曲の中で、注目していただきたい歌詞がこちらです。

虹が架かる空には

雨が降ってたんだ

虹はいずれ消えるけど雨は

草木を育てていたんだ

『RAIN』の歌詞より

何度も繰り返されるサビのこの歌詞は耳に残り、思わず口ずさんでしまいます。

雨(涙)は草木(自分自身の心)を育て、虹(良い結果)に繋がる。

虹は一瞬で消えたとしても、そのために育てた草木は決して枯れることはない。

そして、最後の歌詞にはこのような言葉が添えられています。

雨が止んだ庭に

花が咲いてたんだ

きっともう大丈夫

そうだ

次の雨の日のために

傘を探しに行こう

『RAIN』の歌詞より

時間をかけて育てた草木に花が咲き、不安も迷いもない心になりました。

生きていると必ずまた雨が降るけど、また次に進んでみようと感じられる歌詞です。

この曲は、スタジオポノックの長編アニメ映画『メアリと魔女の花』の主題歌として書き下ろされました。

スタジオポノックは、『かぐや姫の物語』と『思い出のマーニー』のプロデューサーだった元スタジオジブリの西村義明さんによって設立されたアニメ制作会社です。

『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』を手掛けた元スタジオジブリの米林宏昌監督の新作映画を作るために設立されました。

スタジオポノック長編第1作目として制作された『メアリと魔女の花』ですが、その記念すべき主題歌にSEKAI NO OWARIが抜擢されたのは、監督からのある要望があったからでした。

子供からお年寄りまで口ずさめる曲がいい」

この要望を受けた西村義明プロデューサーが監督にSEKAI NO OWARIを提案したそうです。

主題歌に抜擢されたSEKAI NO OWARIのメンバーは、何度も米林宏昌監督と西村義明プロデューサーと話し合いを重ねながら曲を作っていきました。

会社の成り立ちや、この映画を作るに至った経緯を聞いたり、絵コンテや背景を見せてもらい、映画にかける強い思いを感じたそうです。

『メアリと魔女の花』は、退屈な日々を過ごす少女メアリ(11歳)が、引っ越し先の森で不思議な花と箒を見つけ、それがきっかけで魔法学校に迷い込み、たくさんの出会いと驚きと歓びを経験し、時には過ちを犯しながらも、何度も勇気を振り絞って問題を解決していく物語です。

この『RAIN』という曲は、メアリの心の中を天気になぞらえて作ったとFukaseさんは語っています。

「心に長く降っていた雨は本当に悪いことだったのか?」ということに焦点を当てています。「彼女の中に降っていた雨が作りあげてきたものはなんなのか」ってことを考えていましたね。

https://times.abema.tv/articles/-/2675644
もぐぷく
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雨(辛い時間と涙)が作り上げてきたものがあるとは、考えたこともなかったです。

そして、この映画と曲には共通のテーマがありました。

観客の背中を押す事のできる映画・曲

辛いことがあって涙をたくさん流しても、この曲を最後まで聴いたときは思わず空を見上げ、自然と顔を上げて足を踏み出すことができるでしょう。

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もぐぷくまとめ

以上、辛い時期を乗り越える曲『SEKAI NO OWARI』編を紹介させていただきました。

私がSEKAI NO OWARIと初めて出会ったのは、2010年に発売されたアルバム『EARTH』です。

当時はまだインディーズで、バンド名も『世界の終わり』と日本語表記で活動されていました。

その頃の私は、社会人として働いていたのですが、人間関係でかなり疲弊していて、精神的にとても辛い時期を過ごしていました。

そんな時に出会ったSEKAI NO OWARIの音楽に心が救われ、その後、難病と診断されたときや、入院生活のときにも幾度となく助けられてきました。

入院生活でよく聴いていたのが、『RPG』です。

消灯の時間になると病室の窓のカーテンを開け、ベッドで横になりながら星空をぼーっと眺め、この曲を聴いていました。

翌日、晴れるとカーテンを開け、青空を眺めながら聴くと、涙がスーッと流れてくるのです。

どうしてこんなことになってしまったのだろう。

そんな気持ちをずっと持ちながら過ごした日々の中で、本当に大切な人が誰なのか、改めて気付かされた時間でもありました。

あの時、いつも気にかけてくれた人だけが、今でも繋がっています。

きっとその人がいれば大丈夫だと、教えられた一曲でした。

退院後ライブに行ってRPGを生で聴いたときは、号泣して滲んだライブ会場しか覚えてません(笑)

今、気持ちが沈んで音のない世界にいる方に、SEKAI NO OWARIの曲が届くことを願っています。

★おまけ★

RPGのMVでFukaseさんが杖をついてるのは、足を骨折されているからなの知ってました?

最後のサビでメンバーが踊ってるシーンも、実際に踊ってるのは上半身のシーンだけで、キレキレに踊ってるところは、メンバーの顔のお面を付けたダンサーさんなんです!

よく見ると表情がなくて怖い(笑)

遊び心のあるSEKAI NO OWARIならではですね。

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