作品によって別人に見えてしまうほどの演技でカメレオン俳優とも言われる山田裕貴さん。
鋭い眼差しが魅力で、クールな方かな?と思ったら笑顔が可愛らしく明るい性格で、そのギャップがたまりませんよね!
だけど、山田裕貴さんって何がきっかけでブレイクしたのか、何が凄いのか、正直わからないという方も多いのではないでしょうか?
改めて調べてみると、納得の理由が見えてきました。
ただただ今を一生懸命に生きる山田裕貴さんの、『可能性を広げる人生の名言』を紹介いたします。
今を一生懸命生きるのって意外と難しい…山田裕貴さんの生き方が何かのヒントに繋がります!
山田裕貴の名言
山田裕貴さんは、少し前まで、ほとんどモブキャラのような役柄が多かったイメージでした。
だけど、いつの間にかどこにでもいる!?
気づくと主演のドラマ・映画ばかり!?
そして私は気づいたのです、『知らない間に「山田裕貴」が刷り込まれていた…』と―――。
その理由がわかった言葉がこちらです。
【山田裕貴の名言】
一生懸命。今、今、今、を考えること。
【引用】https://mdpr.jp/interview/detail/3300208
『今を考える』という言葉は、山田裕貴さんが主演に選ばれるようになった最大の理由に繋がります。
常に何かを考えているという山田裕貴さんの頭の中を覗いてみたくなりました―――。
父からの教え
山田裕貴さんのお父様は、元プロ野球選手の山田和利さんです。
いまさらですけど
— yshim (わいしむ) (@yshim2) January 9, 2023
俳優の山田裕貴が山田和利の息子だとは知らなかった
たしかに似てる pic.twitter.com/RAAUyqL1a5
「考える」の原点は、父からの教えだとお話されていました。
「人に聞くな、自分で考えろ」という教えは、おおいに僕の人生の支えになっていると思います。
https://realsound.jp/movie/2023/02/post-1256819_2.html
「自分で考えろ」という言葉はたくさん言われてきたそうで、身体に染み付いているというほど大切にされています。
また、お父様の教えに加え、心に留めているという言葉があるそうです。
釈迦の言葉で「過去のことは振り返らなくていい、未来のことも考えなくていい、今を一生懸命生きていれば、それが過去にも未来にもなるから」という意味の言葉があって、今はその状態です。
https://realsound.jp/movie/2023/02/post-1256819_2.html
「自分で考えろ」と「今を一生懸命生きれば、過去にも未来にもなる」が重なり、『一生懸命、今を考える』という考えが生まれたんですね。
正直、感情だけで突っ走ってきたタイプだと思っていたので、意外でした。
知識をしっかり吸収できるって素敵です!
それはデビュー直後から変わっておらず、俳優デビューした『海賊戦隊ゴーカイジャー』でも、作品が終わったらこの役はすぐに捨ててしまおうと思っていたんだとか。
「演じることで前の役を裏切りたい」と言い、今、目の前にある役だけに一生懸命向き合ってきました。
では、山田裕貴さんはいつもどんなことを考えているのでしょうか?
少し覗いてみましょう。
山田裕貴の頭の中
もともと心理学が好きだという山田裕貴さん。
高校生のときには文学部心理学科の大学を受験しようと考えてたほど。
今でも、心理学の本を読んだりするそうですよ。
とにかく常に何か考えているのが好きで、様々なことの過程と仮説を立てているだそうです。
例えばこんなこと…。
- なんで生きているんだろう?
- なんで僕は人間なんだろう?
- なんで人間は男と女なの?
- 魂はあるの?
- 体ってなに?
山田裕貴さんの頭の中はブラックホールなのかしら?
私なら情報量が膨大でパンクしてしまいそうです。
山田裕貴さんは、幼い頃から「なんで?」と思うことが多く、人一倍疑問が多い子供だったそう。
それから宇宙に興味が湧いて天体観測をしたり、物心がつく頃には人の「心」にも興味を持つようになったんだとか。
「一緒なんです。宇宙も人の心も。分からないから解き明かしたくなる。日頃から凄くいろんな人としゃべっていて“なんでこの人は今、目線をそらしたんだろう?”とか“今、一瞬あった間は何?”とか考えています」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/01/09/kiji/20220108s00041000648000c.html
話してる時に好奇心旺盛な山田裕貴さんの目で見られたら、そりゃ目そらしますよ(笑)
この「心」への探究心が俳優業にも生かされていて、演じる役の動きや話し方などを想像し、まるで実在する人間のように頭の中で作り上げていくんだとか。
なので、お芝居は『演じる』のではなく『その人を生きる』ということを意識しているんだそうです。
矛盾しているんですけど「お芝居にしないこと」。本物にするというか……台詞って、言えば成立しちゃうけどそれがお芝居に見えてしまったら見ている人はつまらない。本当にこの人から言葉が出ているなって考えることさえもさせないくらい、役を生きているみたいな。
https://voguegirl.jp/boys/boyfriend/boy-friend-starring-yukiyamada/#!/p/2/
この生きた言葉を出すため、たくさんの人と話すことも俳優として重要なことなんだとか。
なので、お店の人の動きや、人それぞれの話し方など、細かく覚えておくようにしているんだそうです。
また、いつも目の前の仕事に一生懸命な山田裕貴さんは、俳優以外の仕事でも常にベストなものを考えて取り組んでいます。
ラジオのパーソナリティを務めていたときには、こんなことを考えていたんだとか。
「こういう風な言葉を使うとこうやって伝わってしまうのか」とか「思いとは違うけど、ネットニュースにこんな風に取り上げられてしまうのか」と喋り方や言葉の使い方によって人への伝わり方が変わるので日々勉強になります。
https://mogupukutankentai.com/wp-admin/post.php?post=1046&action=edit
時々バラエティでお見かけすると明るく面白い方なので、こんなに気を使ってお話していたとは意外でした。
インタビューで好きな言葉を聞かれた時には、このように答えています。
言霊。画竜点睛。変幻自在。全身全霊。あと魂ですね。
https://mogupukutankentai.com/wp-admin/post.php?post=1046&action=edit
一番最初に【言霊】と答えているんです。
頭で考えているだけでなく、自分の気持ちを言葉に出すことも大切なんだとか。
やりたいことを「やりたい!」と言葉にすることで、それが一緒に作品を作り上げた監督や俳優仲間たちの耳に入り、新しいことに挑戦するきっかけになっていたんですね。
どんなに小さな役でも、どんなに損な役回りの役でも、一生懸命考え、取り組んできた姿があってこその『言霊」なんだと思います。
ですが、その「やりたいこと」に対しても常に疑いを持ち、考え続けることも重要だともお話されています。
そのやりたいこと、なりたいもの、なりたい、やりたい表現が人の心を打つものかどうかだけは疑い続けた方がいいと思います。『いいねいいね』と言われてくると、いいんだと思い込んでしまうから『もしかしたら違うかもしれない』『地球の裏側の人には伝わらないかもしれない』と考えることも大事です
https://mdpr.jp/interview/detail/3300208
あらゆる角度から見て、自分を疑い続けることが大切なんですね。
ですが、どんな世界にもライバルがいて、自分が一番になることがほとんど無い状況で、いつも一生懸命やることって、とても難しいことだと思うんです。
山田裕貴さんも「負けてばかりだった」というほど、多くの挫折を繰り返してきたんだとか。
そんな状況の中で、山田裕貴さんはどのようにして気持ちを切り替えてきたのでしょうか?
地の底で考えたこと
山田裕貴さんは、出身地である愛知県名古屋市内の東邦高等学校を卒業後、ワタナベエンターテインメント直営の芸能スクール『ワタナベエンターテインメントカレッジ』に入学されました。
高校3年生の終わりごろ、「人と違うことがやりたい」という気持ちから、漠然と考えていた心理学者と以前から興味があった俳優の2択で考え、最終的に俳優を選んだそうです。
芸能スクール在籍中は、アルバイトをしながら演技の勉強に励んでいたそう。
養成所に通って芝居を学びながら、舞台セットの組み立てやチケットのもぎり、飲食店などのアルバイトで生計を立てたデビューまでの3年。「毎日が戦いで、武士みたいな感覚」だった
https://precious.jp/articles/-/39157
この、『武士みたいな感覚』というのには、さらに理由がありました。
芸能スクール在籍中に行われたワタナベエンターテインメントが主催する次世代スターを発掘するオーディションに応募した山田裕貴さん。
そこで社長に『歌もダンスも演技も合格点だけど、あなたの心が見えない』といわれ、ショックで大号泣してしまったこともありました。
当時、山田裕貴さんがプシューッと身を斬られていた感覚だったということがこちらです。
- 養成所の実技審査会で順位が張り出されるたびに力の無さを知る
- 考え抜いた演技を「違う」と評価される
- 「自分の魂が動かないのに、人の魂なんて動かせるか!」と言われ反論できない
- テレビに出ている同世代を見ると羨ましい
- エキストラで現場に行くとカメラとの距離に自分に商店が合うことはないと気づく
悔しくて、悔しくて、全身見えない傷でボロボロでした。
最近になって、「当時、将来への不安はあった?」と聞かれた山田裕貴さんは、このように答えています。
「めちゃくちゃありました。やるしかない。なるしかない。それ以外は”死”だと思っていた」
https://hominis.media/category/actor/post10578/
極端な考えですが、これほどまでの覚悟を持って突き進んでいたんですね。
そして、芸能スクール卒業後に開催された、ワタナベエンターテインメント所属の若手俳優集団『D-BOYS』の選抜メンバーを決めるオーディションでは、ファイナリストに残るもメンバーには選ばれず。
結果的に、当日に急遽設けられた『D-BOYSオーディショングランプリ』を獲得しましたが、D-BOYSには入れず、弟分D2に加入されました。
そして、21歳のときに『海賊戦隊ゴーカイジャー』ジョー・ギブケン / ゴーカイブルー役で俳優デビュー。
山田裕貴は、ゴーカイブルーのイメージしか無いんよ…
— アステカ・ドラゴン (@cancun_tornado) April 11, 2023
#サンドウィッチマンの憧れのガチ勢さん pic.twitter.com/kHAhKdQTpn
子どもたちから「将来ゴーカイブルーになる!」と手紙をもらったときには、俳優という仕事にも意味があると感じることができたんだそうです。
松坂桃李さんや千葉雄大さんなど、人気俳優の登竜門とも言われている戦隊ヒーローを務めた山田裕貴さん。
その後は、ドラマ・映画・舞台と、ちょこちょこ主演を務めましたが、ヒット作には恵まれず。
出演した作品のほとんどが、脇役ばかりでした。
このときの心情を『地の底』と表現しています。
「僕よりちょっと年下の子たちが主演をやっているときに、自分は脇で……ということが多かったから、悔しいとか思いすぎて。多分一回、地の底に行ったんです」
https://www.cinematoday.jp/news/N0136338
一生懸命やってるけど結果が出ないなんて、そりゃ地の底に着くくらい気持ちが沈みますよね。
思えば、父の影響で幼少期に始めた野球もレギュラーにはなれなかった。
オーディションでも1位になれなかった。
負けてばかりの人生、悔しさだけが心のなかに広がっていく。
だけど、その悔しさを原動力にとにかく目の前の仕事に全力を注ぎ続けた山田裕貴さん。
地の底に行くぐらい気持ちが落ちて、落ちて、落ち続けて、その気持さえ慣れてしまった。
毎日壁にぶつかり、逃げたくても逃げられない状況で、山田裕貴さんはひたすら考え続けたのです。
『もう逃げなきゃいいんだ』と思って。『はいそうだね。悩んでるね、俺。どうしようかな~』みたいな感じです。悩まなくなった。ただ考え続けているだけです
https://mdpr.jp/interview/detail/3300207
考え続け、やっぱり人と比較することに意味はないと答えを出し、自分は自分の時間を過ごしていこうと決めた山田裕貴さん。
20代半ばくらいから、少しずつ悔しさや嫉妬が取れていき、今はフラットな気持ちで「みんな凄い」と思えるようになったそうです。
その頃になると、どんな役でも一生懸命取り組んできたことで、脇役でも存在感を感じ、思わず目を止めてしまう演技で少しずつ知名度を上げていきました。
この頃は、ここにも出てる!えっここにも!?と、とにかく幅広い役で出演されていた記憶があります。
そして、山田裕貴さんの知名度が一気に上がった作品がこちらです。
東京リベンジャーズ
人気漫画の実写映画した作品で、2021年に第1作目が上映され、2023年現在、第2作目が公開中です。
山田裕貴さんは、原作でも人気が高いドラケン役を務められました。
この髪型、地毛をガッツリ刈り上げてるんですよ!ドラケンになるために1つの隙きも作らないぞって気持ちが伝わってきますよね。
特に地上波で東京リベンジャーズが放送されたときには、SNSのフォロワーが一気に増えて、身を持って反響を感じたそうです。
そして、それは山田裕貴さんが目指してきた『その人を生きる』という俳優像が結果としてあらわれた瞬間でもありました。
「コメントを見ると『え、ドラケンって山田裕貴だったんだ』とかドラケンは知ってるけど僕がやってることは知らずに観てた人とか、これ僕が理想としている俳優像というか山田裕貴だって気付かないみたいな。すごく嬉しい」
https://mdpr.jp/news/detail/3282470
山田裕貴さんが残したドラケンの生き様、その目にしっかりと焼き付けてみてはいかがでしょうか?
アマゾンプライムの無料体験で『東京リベンジャーズ』をタダで観ちゃおう♪
↓↓こちらをクリック↓↓
アマゾンプライム無料体験実施中!↑↑こちらをクリック↑↑
そして、現在は主演を多く務め、主演以外でも存在感のある重要な役に抜擢されています。
山田裕貴さんは、どんな仕事でも一生懸命考え、ベストを出してきたことで、それを近くで見てきた人たちとの縁が繋がり、少しずつステップアップされてきたのでしょう。
ありがたいこの瞬間に100%で応え続ければ、それがつながって過去にも未来にもなっていく。マインドをゼロにして無欲になって、人のために頑張ろうと考えるようになりました。
https://precious.jp/articles/-/39157
過去の自分も未来の自分も、全て今の自分が作り上げていく。
毎日がターニングポイントだと言う山田裕貴さんの姿に、その大切さを教えていただきました。
まとめ
以上、山田裕貴さんの『可能性を広げる人生の名言』を紹介させていただきました。
常に考えていると、考えがコロコロ変わってしまう気もしますが、山田裕貴さんのように大きな軸はブレず、ただただ一番良いものを考え、自分を疑い続けることが大切なんだと感じました。
ですが、さすがにここまでストイックに今を一生懸命生きるって難しいですよね。
だからこそ、山田裕貴さんの凄みが強く感じられる理由なのかもしれません。
私はよく、過去の反省をしたり、未来の自分に期待してしまうことがあるので、少しずつ意識しながら今この瞬間に全力を注いで生きていきたいと思います。
私で言うと、子供との向き合い方とかかな?
仕事のこと、パートナーとのことなど、あなたも『今』に目を向けたらまた違った世界が見えるかもしれませんよ!
☆あなたの人生の可能性が広がるかも!?こちらも合わせてチェックしてみてください♪
コメント