夏場に起こる熱中症の約40%は、室内で起こっているって知っていましたか?
炎天下の屋外より暑さを感じにくいため、日の差さない室内であれば扇風機を付けていれば問題ないと感じている方も多いと思います。
ですが、その考えこそが『熱中症のリスク』を上げてしまっているのです!
今回は、リスクを感じにくい室内での暑さ対策を紹介させていただきます。
窓に直接できる暑さ対策や、手軽なカーテンでの対策など、今すぐできるものをリサーチしましたので、是非ご覧ください!
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今すぐできる窓の暑さ対策とは!?
暑さを軽減させる為には、窓の遮熱対策がポイントになります!
室内の気温が上がってしまう最大の理由は、夏のジリジリとした日差しが窓から入ってくることです。
その日差し(太陽熱)を、室内に入れないようにするのを『遮熱』と言います。
どうして窓の遮熱がポイントになるかと言うと、窓の「家の中に入ってくる外気の熱の割合」が圧倒的に多いからです。
家の中に侵入してくる熱の割合
- 床 3%
- 換気口 6%
- 外壁 7%
- 屋根 11%
- 窓 73% ※圧倒的
なので、窓に遮熱対策をすることによって、室内の気温が大幅に変わります。
それでは、さっそく窓にできる遮熱対策を紹介致しましょう!
すだれ・よしず
すだれとよしずは、日本古来から伝わる、伝統的な暑さ対策ですね!
すだれ(簾)は、竹でできていて、窓の上から吊るしてブラインドのように使います。
よしず(葦簀)は、藁でできていて、掃き出し窓のような大きな窓に立てかけて使います。
どちらも日差しを遮りながら風は取り込めるので、より涼しさを感じられます。
ですが、どちらも雨風をしのぐ耐久性が心配なところ…特に、よしず(葦簀)は立てかけて使うので、風が強い日は避けたほうが良さそうです。
また、よしず(葦簀)は日差しが強い日にパッと出して使えるのはメリットですが、サイズが幅180cmと統一されているので、窓のサイズによっては扱いにくいのがデメリット。
すだれはしっかり窓のサイズを測ってから購入するのがポイントです!
オーニング・アウターシェード
すだれ(簾)やよしず(葦簀)は、見た目がイマイチ…という方は、オーニングやアウターシェードがオススメです!
オーニングは、カフェのガーデンのような日除けで、洗濯物の雨よけとしても効果的です。
アウターシェードは、値段も安価で設置も手軽にできて範囲が広いので、子供が家庭用のプールで遊ぶときなんかに便利です。
目隠しにもなるので、窓を開けたいけど外の目が気になる…という方にオススメです。
ですが、オーニングとアウターシェードどちらも風に弱く、収納時にカビが生えてしまうというデメリットがあるので、注意が必要です。
注意点はありますが、外観がダサくならず、おしゃれに遮熱対策ができるのは、やっぱり良いなと思います。
グリーンカーテン
グリーンカーテンは、まさに自然のカーテンです!
春につる科の植物である朝顔やゴーヤ、ヘチマなどを窓の前で育て、窓を隠すようにネットを張っておけば、夏には日差しを遮るグリーンカーテンの出来上がり。
見た目の癒やし効果はもちろん、ゴーヤやきゅうりであれば、食費の節約にもなります。
デメリットとしては、水やりなどの手間がかかること、虫がつくこと、枯れたあとの処理が面倒といったところでしょうか。
普段からガーデンニングなどを行っている方には、オススメの遮熱対策です!
フェイクグリーンを使ったグリーンカーテンもあるので、育てるのは手間だけど見た目は自然ぽいのが良いという方は、こちら↓をチェックしてみて下さい。
ここまでは、窓の外側からできる遮熱対策を紹介致しましたが、さらに窓の内側から対策をすることで、さらに室内の暑さを抑えられます!
続いては、節電にもつながる窓の内側からできる暑さ対策を紹介致しましょう。
カーテンを変えてエアコンなし節電生活!?
『室温が30℃、湿度が70%』を超えた場合は、必ずエアコンを付けるようにしましょう!
エアコンなし!という訳にはいきませんが、窓の遮熱対策をすることによって、エアコンの設定温度を例年より高くして節電することができます。
窓の外側の遮熱対策は風の日に撤去したり、取り付けが難しかったりとちょっと手間が多いですが、室内は手軽に遮熱対策ができちゃいますよ。
それでは、窓の内側からできる遮熱対策を見ていきましょう。
遮熱効果のあるカーテン
CMなどでもよく目にするようになった遮熱カーテン。
厚地タイプとレースタイプの2つに分かれています。
厚地タイプは、遮光カーテンのような感じで、日差しを徹底的にブロックしてくれますが、日中でも部屋が暗くなってしまうので、ちょっと嫌だなと感じるかたもいらっしゃるかと思います。
一方レースタイプは、厚地タイプに比べると遮熱効果が劣りますが、明るさを取り込みながら遮熱対策してくれます。
あなたの好みにあった方を選んでみて下さいね!
遮熱フィルム・遮熱シート
遮熱フィルムや遮熱シートは、室内側の窓ガラスの表面にフィルムやシートを貼り付けることで遮熱対策ができるものです。
他の遮熱対策グッズより安く済ませられて、女性でも手軽にDIYできるのがGOODポイント。
ですが、ガラスの種類によっては付けられない場合もあり、フィルムを貼ることでガラスが割れるなんてこともあるようなので、注意が必要です。
かなり手軽で良さそうですが、リスクを考えると遮熱カーテンの方がオススメ。
そもそも室内の暑さ対策はどうして必要なのでしょうか?
熱中症予防だけではない、室内の遮熱効果を一緒に確認してみましょう!
室内の暑さ対策の必要性って!?
遮熱対策の効果は、熱中症防止だけではありません!
遮熱対策の効果
- 省エネと節電への貢献
- 快適な室温の維持
- 家具やカーペットの保護
このように、遮熱対策によって節電ができ、家具などの劣化も遅らせることができるので、メリットがいっぱいなんです!
そして、先程も言いましたが暑い夏はエアコン必須です。
遮熱対策したから暑くないと感じていたとしても『室温が30℃、湿度が70%』を超えたら必ずエアコンを付けてくださいね。
せっかくの節電で電気代を抑えられたのに、熱中症になって救急車で運ばれたり、病院を受診することで全てパーになってしまいます。
冷房の温度は26〜28度を目安に設定しましょう。
室温が25℃以下の部屋に長時間いた場合、外気温との差が大きく、体温調整機能が狂ってしまい、冷房病(クーラー病)を発症し、疲れやすくなったり頭痛などの症状を引き起こすことがあります。
26〜28度が、体にも環境にも適した気温なので、遮熱グッズを上手に使いながら設定してみましょう!
自分の体に身につけるタイプの冷感グッズも一緒に使うとより効果的です。
まとめ
以上、室内の暑さ対策を紹介させていただきました!
個人的には取り付けに手間も時間もかからない遮熱カーテンが一番オススメです。
サイズを間違えると全く機能しなくなってしまうので、カーテンサイズの測り方を確認して、ご自宅の窓にあったカーテンをチョイスして下さいね◎
私と同じ難病さんには、グリーンカーテンも良いなと思いました。
難病さんは、暑さに弱かったりして外に出るだけで体への負担が大きいので、窓際に植物があれば、家の中からでも見た目の変化や花の鮮やかさを楽しめるのではないでしょうか。
1日の中でも比較的涼しい、朝方や夕方に水をあげて、自然と触れるのも心に良いですよ♡
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